その名前、実は落語家がつけた。"ステテコ"が令和のリラックスウェアになるまで

「ステテコ」と聞いて、皆さんはどんなイメージを持つでしょうか。

私は長らく「おじいちゃんが縁側で着ているもの」くらいのイメージしか持っていませんでした。ちょっと古くさくて、ダサくて、自分には縁のないもの、と。

ところが最近、そのステテコの由来を調べていて、思わず「え、そうだったの」と声が出てしまいました。

今日は、そのステテコが実は日本の職人技の結晶であり、しかも令和のいま、天然素材の上質なリラックスウェアとして生まれ変わっているという話をしたいと思います。

ステテコの名付け親は、まさかの落語家だった

ステテコ、ステテコと踊ったのが始まり

まず驚いたのが、「ステテコ」という名前の由来です。

時は明治13年(1880年)頃。落語家の初代・三遊亭円遊が、寄席で「すててこ踊り」という滑稽な踊りを演じて大流行させました。

「ステテコ、ステテコ」と囃しながら踊るこの芸で、円遊が履いていた筒の広いズボン下が評判になり、いつしかそのズボン下自体が「ステテコ」と呼ばれるようになったのだそうです。

つまりステテコという名前、由来をたどると芸能史の一幕に行き着くわけです。

江戸時代から農民や町民の労働着として使われていた「股引(ももひき)」が原型となり、明治の文明開化とともに夏向けの涼しい素材で作られるようになったものが、令和のいまも形を変えて残っている。そう考えると、なんだか急に愛おしく見えてくるから不思議です。

「ステテコドットコム」が守り続ける、職人の技

国内でも珍しい一貫生産体制

そんなステテコを、天然素材にこだわって作り続けているのが「steteco.com(ステテコドットコム)」です。

このブランドを運営するのは、1938年創業、80年以上の歴史を持つインナーメーカー。大分県の国東半島に自社の縫製工場を持ち、糸の企画開発から新素材の特許取得まで手がける、国内でも珍しい一貫生産体制を築いています。

生地には「高島ちぢみ」という、滋賀県・琵琶湖のほとりで江戸時代から受け継がれてきた伝統素材を使用しているといいます。

しわ加工によって生地と肌の接地面積を減らし、汗をかいてもべたつきにくく、涼しく感じられるように工夫された、まさに日本の高温多湿な夏のために生まれた生地です。

エアコンの効いた部屋で過ごすことが当たり前になった現代でも、こうした「風土に根ざした知恵」がちゃんと生きているというのは、なんだかほっとする話だと思いませんか。

古臭さではなく、「ちゃんと作られたもの」の心地よさ

国内外のデザイナー柄✕徹底した自社生産

私が一番惹かれたのは、このブランドの「頑固さ」です。

プリント柄には国内外のテキスタイルデザイナーが手がけたオリジナルデザインを採用し、単に「トランクスを長くしただけ」のステテコとは一線を画す仕上がりにこだわっているのだそうです。

ライフスタイル系のセレクトショップや全国の百貨店でポップアップを開催するなど、若い世代やギフト需要にもしっかり応えている点も印象的でした。

「安いから」でも「流行っているから」でもなく、「丁寧に作られているから、着ると気持ちがホッとする」。このシンプルな価値観のために、糸から生地、縫製まで自社でこだわり抜く。

効率だけを考えれば、海外生産のほうがずっと簡単なはずです。それでもあえて国内一貫生産にこだわり続けているところに、このブランドの本気度を感じました。

実は「ステテコ」だけじゃない!おしゃれなラインナップ群

1年中、天然素材に頼れるラインナップ

ここまでステテコの話ばかりしてきましたが、実はsteteco.comのラインナップは、ステテコだけにとどまりません。

女性向けには、裾がふわっと広がったシルエットが特徴のおしゃれな「モモンガパンツ」や、オーガニックコットンを使った肌にやさしい「リラックスブラ」なども展開されています。

男性向けには、同じ高島ちぢみを使ったトランクスもあり、名前は知らなくても「ああ、これステテコの会社が作ってるんだ」と気づく人も多いのではないでしょうか。

夏はステテコやモモンガパンツで涼しく、冬は綿100%のあたたかインナーで肌をいたわる。季節を問わず、天然素材で一年中頼れるラインナップが揃っているのも、このブランドの隠れた魅力だと思います。

実際に着た人たちは、こう感じている

実際に使っている人の声

言葉で「いいものです」と言われるより、実際に使っている人の声のほうが説得力があると思うので、いくつか紹介させてください。

ある女性のレビューには、こんな声がありました。

10年以上、買い替えながら部屋着として愛用しています。(中略)綿100%でいろんなものを手に取ってきましたが、高島ちぢみの快適さに代わるものはありませんでした。柄もユニークで着ていて気分が上がります。

10年以上、買い替えながらリピートし続けているというのは、なかなか出せる数字ではありません。また、男性のレビューにはこんな声も。

素敵なデザインで、とても快適な着心地です。さすがステテコ(Steteco)の製品ですね。

「さすが」という一言に、このブランドへの信頼の厚さが表れている気がします。実際、このお店のレビュー総数は4,700件近く、平均評価は5点満点中4.73と、かなり高い水準を維持しているようです。

デザインも「おしゃれ」なのがたくさんあるんですよね。

母の日・父の日に選ばれる、もうひとつの理由

プレゼント需要でも「毎年の定番ギフト」で存在感

このブランド、実は季節性のあるプレゼント需要でもしっかり存在感を発揮しています。

以前、全国の百貨店で展開されたポップアップイベントの記録を見てみると、丸井吉祥寺店や西武池袋本店、横浜高島屋、京都大丸、松屋銀座本店など、なんと20会場以上。しかもその開催時期は、ほぼすべてが5月から6月に集中していました。

つまり、母の日・父の日のギフト需要をしっかり見据えた展開だったわけです。

考えてみれば、これほど納得のいくプレゼントは他にはない気がします。

派手すぎず、実用的で、おしゃれ、しかも「毎日肌に触れるものだからこそ、いいものを」という気遣いが伝わる。もらった側が「ちゃんと考えて選んでくれたんだな」と感じられるプレゼントというのは、意外と多くありません。

派手なパッケージや広告に頼らず、全国の百貨店を地道に回って直接手に取ってもらう。そんな地道な積み重ねが、いつの間にか「毎年恒例のプレゼント」としてリピートされる関係につながっているのかもしれません。

まとめ:おしゃれ”ステテコ”は令和のリラックスウェア

ステテコは、派手な機能より心地よさでリラックスできるのが良い

「メイドインジャパン」というと、精密機械や最先端の家電を思い浮かべる人が多いかもしれません。でも、こういう肌に直接触れるリラックスウェアにこそ、日本のものづくりの丁寧さが一番わかりやすく現れる気がします。

一日の終わりに袖を通して、思わず「ホッとする」と感じる服。それは派手な機能や最新技術ではなく、素材選びから縫製まで、地道に積み重ねられた小さなこだわりの結果なのだと思います。

暑い季節の夜に、ゆったりとしたステテコに着替える。それだけのことが、実は明治の落語家から始まり、江戸時代の生地作りの技術を受け継いだ、長い長い物語の続きだったんだと思うと、いつもの夜がちょっとだけ特別に感じられそうです。

自分用にはもちろん、大切な誰かへのちょっとしたプレゼントとしても、悪くない選択肢なんじゃないかと思います。

もし今回の話で少しでも気になった方は、ぜひ一度サイトを覗いてみてください。

▼ステテコドットコムはこちら
steteco.com(ステテコドットコム)