

先日、食器棚を整理していたときのこと。愛用していた100均の竹製箸を手に取ったら…なんと!箸の先端が黒ずんでいるじゃありませんか。
「え、これってもしかして…カビ?」
思わず家族にも確認してもらったら、「あー、これは完全にカビだね」と一言。えー!毎日きちんと洗ってたつもりなのに…。
100均箸のカビ発見!大丈夫なのか?
きっかけは水切りカゴでの出来事
振り返ってみると、思い当たる節がありました。最近、食器洗いが面倒で、箸を洗った後に水切りカゴにポンと置いて、そのまま自然乾燥させることが多くなっていたんです。
「まぁ、いずれ乾くでしょ」なんて軽い気持ちで。
でも、水切りカゴって意外と風通しが悪いんですよね。特に底の部分は水が溜まりがちで、湿気がこもりやすい環境だったんです。
ネットで調べてゾッとした事実
慌ててスマホで「箸 カビ 健康」で検索してみました。すると…怖い情報がたくさん出てきて。
カビには色んな種類があって、中には体に良くない成分を作り出すものもあるんだとか。アフラトキシンっていう聞き慣れない名前の物質が特に怖そうで、WHOが危険視しているとか何とか…。
「うちの子どもたち、もしかしてこの箸使っちゃったかも」と思うと、本当に青ざめました。
100均の箸の落とし穴を知った
調べているうちに分かったのが、木製や竹製の箸って、思っている以上にデリケートなんですね。
天然素材だから水を吸いやすくて、一度湿気を含むとなかなか乾きにくい。しかも100均の箸は手軽だから「汚れても安いし、まあいいか」って気持ちになりがち。
消費者庁のデータでも、安い商品ほど安全性をあまり考えずに買ってしまう傾向があるって書いてありました。確かに、100円だと「とりあえず買っとこ」って感じで深く考えないかも…。
100均の割り箸・外食で使う箸にも問題点が
ついでに割り箸のことも調べてみたら、これまた衝撃的な事実が。
日本で使われている割り箸の9割以上が中国製で、あの白さは漂白剤の結果なんだそうです。しかも防カビ剤とかも使われていて、箸から食品に移ることもあるとか。
「外食でよく割り箸使ってるけど、大丈夫かな…」って不安になりました。
【実践してみた】箸のカビ対策
カビた箸はもちろん即処分。そして新しく買った箸には、以下のルールを作りました。
洗い方を見直してみた
- 使った後はすぐに洗う(つけ置きは絶対NG)
- 柔らかいスポンジで優しく洗う
- 洗剤が残らないようにしっかりすすぐ
乾燥が超重要なのを知る
- 洗った後は乾いた布でしっかり水気を拭き取る
- 水切りカゴには置かず、風通しの良い場所で立てて乾燥
- 完全に乾いてから食器棚にしまう
定期的なメンテナンスも忘れずに
- 週に1回は消毒用アルコールでシュッと殺菌
- 変色や異臭がないかチェック
- 3〜6ヶ月で交換する
日本製の「カビない箸」を発見
色々調べているうちに、日本製で「カビにくい工夫」が施された箸があることを知りました。
近所のホームセンターで見つけたのは、特殊なコーティングが施された国産の箸。店員さんに聞くと「水をはじく加工がしてあるので、普通の木製箸よりもカビにくいんですよ」とのこと。
値段は100均の10倍近くしましたが、「これで安心できるなら」と思い切って購入。使ってみると、確かに水切れが良くて、洗った後もすぐに乾く感じがします。
何より「日本製」っていう安心感が大きいですね。品質管理がしっかりしてそうだし、変な薬品も使ってなさそう。
最終手段としてのステンレス箸
それでも「絶対にカビのリスクをゼロにしたい」という方には、ステンレス製の箸という選択肢もあります。
実は私も一時期検討したんですが、やっぱり日本人としては木の温もりが恋しくて…。冷たい感触や、お茶碗に当たった時の「カチカチ」音も気になりそうでした。
でも、小さいお子さんがいるご家庭や、どうしてもカビが心配な方には、ステンレス箸が最も確実な解決策だと思います。耐久性も抜群だし、長期的にはコスパも良いはず。
カビた箸の危険性!食器棚の環境も改善
箸だけじゃなくて、保管場所の食器棚も見直しました。
- 食器を詰め込みすぎず、風通しを良くする
- 定期的に掃除してホコリを取る
- 除湿剤を置く
- 扉を時々開けて空気を入れ替える
まとめ:100均箸のカビ問題で思うこと
この件があってから、「安いから」「便利だから」だけで選ぶのではなく、毎日使うものだからこそ安全性も考えるようになりました。
特に小さい子どもがいる家庭では、口に入るものは慎重になった方がいいなって実感しています。
100均の商品が悪いわけじゃないけれど、使う時はちゃんと注意点を知って、適切なお手入れをすることが大切ですね。
カビを見つけた時はショックでしたが、おかげで食の安全について考え直すきっかけになりました。同じような経験をした方の参考になれば嬉しいです。
※この記事は個人的な体験談です。カビた箸を口に入れてしまった場合等、気になる症状がある場合は医師にご相談ください。